鑑賞会(3月)を開催しました。

 

  「お彼岸」に入り、いよいよ春の陽気が増してきた3月18(日)、

  姫路市立「花の北市民広場」に於いて定例鑑賞会(3月)を開催しました。

 

      今年度最後の鑑賞会となり、参加者は28名と盛況な鑑賞会となりました。

  また初級講座を受講の3名の方も参加され大変嬉しい出来事でした。

              

 

 

  今回の鑑賞刀は、著名な刀工あり、また出会いの稀少な刀工ありと

  大変勉強になりました。

  参加者は真剣な眼差しで、鑑賞や鑑定に没頭されていました。

 

  鑑賞・鑑定刀は以下のとおりでした。

 

1号刀:兼友(末関): 9寸3分

    種類:短刀 平造り 三ッ棟

    刀姿:身幅稍広く、寸法のび、反りつき、フクラ枯れごころ、

       元重ね厚く、先重ね急激に落とす。

    地鉄:板目肌に杢まじり、流れ柾入り、全体に白ける。

    刃文:中直刃、匂口締まりごころ、刃中の働きは見えない。

    帽子:直ぐに入り、小丸返り、やや倒れ、硬く止まる。

      備考:「鎌倉」に見紛う様な「来写し」の傑作です。

 

2号刀:信国(二代): 1尺1寸

    種類:脇指 平造り 三ッ棟

    刀姿:身幅細く、寸法大きく延び、反りつき、重ね厚い。

    地鉄:板目肌に杢交じり、肌目立ち、刃寄り流れる。

    刃文:浅い湾れ・互の目まじり、互の目が二個連れる。

       金筋・砂流し頻りにかかる。

    帽子:乱れ込み、小丸に深く返り、棟焼に繋がる。

    備考:華やかな「応永信国」の魁を感じます。

 

3号刀:無銘(近景): 2尺3寸6分

    種類:太刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅稍広く、元先の幅差頃合い、中鋒、腰反りつく。

    地鉄:板目肌、やや肌目立ち、地沸つき、乱れ映り立つ。

    刃文:直ぐ調に小互の目・角ばった互の目まじり、小沸つき、

       処々足が逆がかり、金筋・砂流しかかる。

    帽子:浅く湾れ込み、掃掛け、小丸に返る。

       横手上を直ぐに立ち上がる。

    備考:長船正系の品格と覇気を備え持つ名刀です。  

      

 

4号刀:水田国重(三郎兵衛): 2尺3寸1分

    種類:刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅広く、元先の幅差開かず、大鋒、反り浅く、重ね厚い。

    地鉄:板目肌よく詰み、地沸よくつき、精美な肌合い。

    刃文:浅い湾れに、大乱れ・互の目交じり、沸よくつき、荒沸散り、

       金筋・砂流しが頻りにかかる。

       湯走り・飛焼かかり、棟を頻りに焼く。

    帽子:乱れ込み、焼深く一枚風に深く返り、棟焼に繋がる。

    備考:国重の気迫に圧倒される様な会心作です。

 

5号刀:肥前国正広 : 1尺1寸6分

    種類:脇指 平造り 三つ棟

    刀姿:身幅広く、寸法のび、反り浅く、重ね厚い。

    地鉄:小板目肌よく詰み、地沸よくつき、精美な肌合い。

    刃文:丁子、互の目まじり複雑に乱れ、乱れの谷・足先に沸が凝る。

       金筋・砂流し頻りにかかる。

    帽子:直ぐ入り、小丸に返る。

    備考:傍肥前・正広の覇気溢れる傑作です。 

       

 

 

   鑑賞・鑑定後に本位田副会長より、大変丁寧な解説がありました。

   参加者は、熱心にメモを取ったり、頷いたりと解説に聞き入りました。

   今後の鑑賞や鑑定の大きな糧になったことと思います。

 

 

   

  

  「お彼岸」に入り、待ち遠しかった春がやってきました。

  朝歩きの途中、ウグイスの鳴き声に此方も口笛で応えました。  

 

  ご健康には充分注意して頂き、次回も楽しい一日になります様願っています。

  次回の日程等は、「HPお知らせ」や「ご案内葉書」でお知らせ致します。

 

  

 

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炭焼き小屋の秋。  
炭焼き小屋の秋。  

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