鑑賞会(10月)を開催しました。

 

  台風22号が間近かに接近中の10月29(日)、姫路市立「花の北市民広場」

  に於いて定例鑑賞会(10月)を開催しました。

 

    二週続きの台風の接近に心配でしたが、今回は暴風の吹き荒れることは無く

  雨台風になり助かりました。

  台風や雨の関係でしょうか参加者は18名と少々寂しい鑑賞会となりました。

  その悪天候の中、遠隔地から女性一人の参加者があり、大変嬉しい出来事でした。

              

 

  今回の鑑賞刀は、著名な刀工あり、また出会いの稀少な刀工ありと

  大変勉強になりました。

  参加者は真剣な眼差しで、鑑賞や鑑定に没頭されていました。

 

  鑑賞・鑑定刀は以下のとおりでした。

 

1号刀:長重(備前国): 2尺5寸

    種類:太刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅広く、元先の幅差少なく、中鋒のび、反り浅く、重ね薄い。

    地鉄:板目肌に杢交じり、肌目立ち、地景よく入り、淡く映り立つ。

    刃文:浅く湾れ調に、小乱れ・小互の目交り、沸よくつき、

       金筋・砂流しかかり、地に湯走りかかる。

    帽子:直ぐに入り、掃掛け、ほぼ焼き詰める。

      備考:「相州伝」の色彩を強調した長義一門の快心作です。

 

2号刀:盛光(備前国):1尺9寸

    種類:脇指 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅尋常、元先の幅差頃合い、中鋒、腰反り先へも反りつき、

       身幅に比し重ね厚い。

    地鉄:板目肌に杢目交じり、肌目立ち、乱れ映り立つ。

    刃文:互の目に丁子交じり、処々腰開きの乱れ入る。

    帽子:乱れ込み、先尖りごころに返る。

    彫物:表裏に棒樋を掻き、鎺上で丸止め。

    備考:華やかな「富士の裾野」乱れを交えた「応永備前」です。

 

3号刀:康光(備前国):2尺3寸5分

    種類:太刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅細く、元先の幅差頃合い、中鋒、腰反り先へも反りつき、

       身幅に比し重ね厚い。

    地鉄:板目肌よく詰み、直ぐ映り立つ。

    刃文:中直刃に小互の目・小足・逆足入り、小沸つき、匂口しまりごころ、

       締まった金筋かかる。

    帽子:直ぐに入り、先尖りごころの小丸に返る。

    備考:優雅で穏やかな、直刃調の「応永備前」の名刀です。  

      

 

4号刀:出羽大掾国路(山城国):1尺3寸

    種類:脇指 平造り 庵棟

    刀姿:身幅広く、寸法のび、反り浅く、重ね厚い。

    地鉄:板目肌に杢目交じり、肌目立ち、地沸よくつく。

    刃文:湾れ主調に互の目交じり、処々逆がかり、沸つき、

       金筋・砂流し細かにかかる。

    帽子:湾れ込み、突き上げて、先尖りごころに返る。

    備考:真骨頂「志津写し」の覇気溢れる会心作です。

 

5号刀:手柄山正繁(武蔵国・播磨国):1尺9寸

    種類:脇指 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅広く、元先の幅差開らかず、中鋒のび、反り浅く、重ね厚い。

       鎬幅狭く、平肉枯れる。

    地鉄:小板目肌よく詰み、無地風となり、地沸つく。

    刃文:濤瀾風の大互の目を連れ、処々尖り刃交じり、小沸つく。

    帽子:直ぐに入り、小丸に返る。

    備考:白川藩主・松平定信が好んだ大互の目(濤瀾風)です。 

       

 

 

   鑑賞・鑑定後に本位田副会長より、大変丁寧な解説を頂きました。

   参加者は、熱心にメモを取ったり、頷いたりと解説に聞き入りました。

   今後の鑑賞や鑑定の大きな糧になったことと思います。

 

 

   

  十月も終わりとなり、いつの間にか周囲の山々の紅葉が始まっています。

  都会では「ハロウィン」で賑わっていますが、田舎の子供達は「亥の子」の準備

  で盛上がっています。

 

  ご健康には充分注意して頂き、次回も楽しい一日になります様願っています。

  次回の日程等は、「HPお知らせ」や「ご案内葉書」でお知らせ致します。

 

  

 

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炭焼き小屋の秋。  
炭焼き小屋の秋。  

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