鑑賞会(9月)を開催しました。

 

  先日の9月24(日)、姫路市立「花の北市民広場」に於いて

  定例鑑賞会(9月)を開催しました。

 

    「彼岸」は過ぎましたが、当日は気温が上がり大変暑い一日になりました。

  毎年8月は鑑賞会が無いこともあり、参加者は28名と盛況な鑑賞会となりました。

 

             

  今回の鑑賞刀は、一年ぶりに東京より岩田隆先生にお願い致しました。

  有名な刀工あり、また出会いの稀少な刀工ありと、大変勉強になりました。

  参加者は真剣な眼差しで、鑑賞や鑑定に没頭されていました。

 

  鑑賞・鑑定刀は以下のとおりでした。

 

1号刀:行平(豊後国)= 特別重要刀剣

    種類:太刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅細く、元先の幅差開き、小鋒、腰反り高く、先が伏しごころ。

    地鉄:小板目肌よく詰み、地沸つく。

    刃文:直刃主調に、小乱れ・小互の目交り、小沸よくつき、

       湯走り状の飛焼かかる。

    帽子:直ぐに入り、小丸に返る。

    彫物:表裏に棒樋を掻き流す。

      備考:特徴の「焼落し」と「飛焼」がよく表れた古名刀です。

 

2号刀:元重(備前国)= 重要刀剣

    種類:太刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅広く、元先の幅差開かず、反り浅く、中鋒のび、重ね厚い。

    地鉄:小板目肌よくつみ、乱れ映り立つ。

    刃文:焼頭の揃った互の目主調に、物打ち辺に延びた角互の目が連れる。

    帽子:乱れ込み、尖りごころに小丸に返る。

    彫物:表裏に棒樋を掻き通す。

    備考:間延びした角互の目と尖りごころの帽子が見所です。

 

3号刀:助次(備中国)= 特別重要刀剣

    種類:太刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅尋常、元先の幅差開き、腰反り高く、中鋒。

    地鉄:板目肌よく詰み、小杢目交じり、細かに肌目立つ。

    刃文:中直刃、小足、逆足入り、小沸つき、匂口しまりごころ。

    帽子:直ぐに入り、尖りごころの小丸に返る。

    備考:直刃に逆足と、穏やかな品格溢れる名刀です。        

4号刀:源 正雄(武蔵国)

    種類:短刀 平造り 庵棟

    刀姿:身幅、寸法ともに尋常、反り無く、フクラ枯れ、重ね厚い。

    地鉄:小板目肌よくつみ、地沸よくつく。

    刃文:互の目主調に、尖り刃交じり、沸強く、金筋・砂流し頻りにかかる。

    帽子:乱れ込み、尖りごころに小丸に深く返る。

    備考:清麿一門の覇気溢れる会心作です。

 

5号刀:重国(駿府国)

    種類:刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅尋常、元先の幅差開らかず、反りやや高く、中鋒のび、鎬筋高い。

    地鉄:板目肌つみ、杢目まじり、地沸つく。

    刃文:湾れ基調に、互の目まじり、沸よくつき、金筋・砂流しかかる。

    帽子:直ぐに入り、丸に浅く返り、掃き掛ける。

    備考:相州伝を強調した貴重な「駿州打ち」です。        

   鑑賞・鑑定後に岩田先生より、大変ご丁寧な解説を頂きました。

   参加者は、熱心にメモを取ったり、頷いたりと解説に聞き入りました。

   今後の鑑賞や鑑定の大きな糧になったことと思います。

  九月も終わりとなり、いよいよ秋本番の時節になります。

  山の幸、海の幸と美味しいものが旬を迎えますが、お酒が過ぎない様に

  しっかり自重(?)したいと思っています。

 

  ご健康には充分注意して頂き、次回も楽しい一日になります様願っています。

  次回の日程等は、「HPお知らせ」や「ご案内葉書」でお知らせ致します。

 

 

 

 

 風景のたより

炭焼き小屋の秋。  
炭焼き小屋の秋。  

  協会関係 

   会 場

全国の刀剣展

美術館