鑑賞会(11月)を開催しました。

 

  先日の11月27(日)、姫路市立「花の北市民広場」に於いて刀剣鑑賞会を

      開催しました。 

    節気「小雪」も過ぎて、朝から冷たい雨となりましたが、参加者は25名となり

  まずまず盛況な鑑賞会になりました。

     

  「初級講座」を受講されている方も参加され、真剣な眼差しで鑑賞されていました

  熱心な姿勢に大変心強く感じました。  

 

             

  今回は今年最後の鑑賞会にあたり、5振りとも重要刀剣となりました。 

  著名な刀工あり、また貴重な刀工ありと、大変勉強になりました。

  参加者は真剣な眼差しで、鑑賞や鑑定に没頭されていました。

 

  鑑賞・鑑定刀は以下のとおりでした。

 

1号刀:無銘(尻懸則長)(鎌倉末期・大和国)= 重要刀剣

    種類:刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅やや広く、元先の幅差頃合い、反り浅く、中鋒。

       鎬筋が高く、鎬幅が広い。

    地鉄:小板目肌よく詰み、地沸よくつき、刃寄り流れる。

    刃文:中直刃、沸よくつき、打ちのけ・喰違刃・二重刃かかり、

       小互の目・互の目足連れる。

    帽子:浅く湾れ込み、中丸に極く浅く返る。

      備考:「縦のはたらき」と、互の目を頻りに交えた典型的な傑作です。

 

2号刀:当麻(金象嵌)(鎌倉末期・大和国)= 重要刀剣

    種類:刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅、元先の幅差ともに頃合い、反り浅く、中鋒。

       鎬筋が高く、鎬幅が広い。

    地鉄:板目やや肌立ち、杢目交じり、地沸つき、地景入る。

    刃文:浅く湾れた中直刃、荒い沸つき、金筋・砂流し頻りに入る。

    帽子:掃き掛けて焼き詰める。

    備考:相州伝に見紛う様な「沸の強さ」です。

 

3号刀:無銘(来 國次)(南北朝最初期・山城国)= 重要刀剣

    種類:刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅広く、元先の幅差開かず、中鋒のび、輪反りつき、重ね厚い。

    地鉄:小板目よくつみ、地沸よくつき、淡く沸映り立つ。

    刃文:焼幅広く、直調に小互の目・小湾れ交じり、沸よくつき、

       金筋、砂流し頻りにかかる。

    帽子:乱れ込み、先尖りごころ、小丸に返る。

    備考:相州色を強く取り入れた雄渾な作風です。        

4号刀:無銘(甘呂俊長)(南北朝中期・近江国)= 重要刀剣

    種類:脇指 片切刃造り 三つ棟

    刀姿:身幅広く、寸法のび、先反りつき、フクラ枯れ、重ねやや薄い。

    地鉄:板目肌よく詰み、細かな地景入る。

    刃文:焼幅の低い湾れに、互の目交じり、沸つき、細かな打のけ・喰違刃

       かかり、金筋入る。

    帽子:浅く湾れ込み、小丸に返る。

    備考:名物「片切貞宗」を想わせる貴重な作です。

 

5号刀:播磨大掾藤原忠国(江戸最初期・肥前国)= 重要刀剣

    種類:脇指 平造り 庵棟

    刀姿:身幅広く、寸法延び、反り浅く、重ね厚い。

    地鉄:小板目よく詰み、肌目がたち、地沸厚くつく。

    刃文:互の目主調に、丁子・尖り刃交じり、乱れの谷・足先の匂口が極深く、

       小沸よくつき、金筋・砂流し長くかかる。

    帽子:乱れ込み、焼深く、小丸に長く返る。

    備考:その「放胆さ」と「覇気」に圧倒されます。        

  十一月も終わりとなり、いよいよ本格的な冬に向かっていきます。

  冷たい風が吹いてくる季節になると、大嫌いだった夏の方が好きになります。

  今年は「暖冬」でしょうか?それとも「寒冬」でしょうか?

 

  ご健康には充分注意して頂き、次回も楽しい一日になります様願っています。

  次回の日程等は、「HPお知らせ」や「ご案内葉書」でお知らせ致します。

 

 

 

 

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炭焼き小屋の秋。  
炭焼き小屋の秋。  

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