鑑賞会(10月)を開催しました。

 

  先日の10月30(日)、姫路市立「花の北市民広場」に於いて刀剣鑑賞会を

      開催しました。

 

    当日は、彼方此方で祭りや催しが開催された関係で、大変な交通渋滞となり、

  鑑賞刀や設営備品が予定通り到着できず、一時間遅れの開会となりました。

  また地域行事も重なった様で、参加者は21名とやや少ない鑑賞会になりました。

     

  「初級講座」を受講されている3名の方が参加され、大変嬉しい出来事でした。

  益々積極的に参加されて、正しい鑑賞できる様に慣れて頂きたいと思います。  

 

             

  今月の鑑賞刀は、著名な刀工あり、また出会いの稀少な刀工ありと、

  大変勉強になりました。

  参加者は真剣な眼差しで、鑑賞や鑑定に没頭されていました。

 

  鑑賞・鑑定刀は以下のとおりでした。

 

1号刀:無銘(包永)(鎌倉末期・大和国)= 重要刀剣

    種類:刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅尋常、元先の幅差頃合い、反り浅く、中鋒。

       鎬筋高く、鎬幅広い。

    地鉄:小板目肌よく詰み、地沸よくつき、鎬地柾肌となる、。

    刃文:細直刃、光の強い沸よくつき、喰違刃・二重刃・打のけ入り、

       地刃極めて冴える。

    帽子:直ぐに、小丸、浅く返る。

      備考:「輝く沸」と「縦の働き」に魅了される傑作です。

 

2号刀:備中国水田住国重作(江戸最初期・備中国)

    種類:刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅広く、元先の幅差開かず、反り浅く、大鋒、重ね厚い。

    地鉄:板目肌立ち、杢目交じり、地沸つく。

    刃文:湾れ主調に、大乱れ・互の目交じり、荒沸つき、地にも零れる。

       棟焼き頻りにかかる。

    帽子:乱れ込み、焼深く、一枚状となり、返り深く、棟焼に繋がる。

    備考:放胆で、覇気溢れる作風がよく表れた豪刀です。

 

3号刀:兼延(室町末期・美濃国)

    種類:短刀 平造り 庵棟

    刀姿:身幅細く、やや小振り、フクラ枯れ、内反りやや強くつく。

    地鉄:板目肌立ち、大きく流れて柾肌がかり、白け映り立つ。

    刃文:互の目主調に、尖り刃交じり、小沸よくつき、飛焼・棟焼かかる。

    帽子:乱れ込み、先鋭く尖って、返り深く焼き下げる。

    備考:殺伐とした世情がよく現れた鋭く、すすどしい作風です。        

4号刀:若狭守氏房 天正三年八月日(室町末期・美濃国)

    種類:脇指 平造り 庵棟

    刀姿:身幅広く、寸法のび、先反りつき、フクラ枯れ、重ねやや薄い。

    地鉄:板目肌立ち、流れ柾となり、やや白ける。

    刃文:互の目主調に、互の目丁子・尖り刃交じり、小沸つき、飛焼かかる。

    帽子:乱れ込み、小丸に返り、やや倒れ地蔵風となる。

    備考:一見、「延文貞治姿」と見紛う「天正段平姿」の一振りです。

 

5号刀:奥大和守平朝臣元平(江戸末期・薩摩国)

    種類:脇指 平造り 庵棟

    刀姿:身幅広く、寸法延び、反り浅く、重ね厚く、平肉つき、手持ち重い。

    地鉄:小板目肌立ち、僅かに流れ、地沸つく。

    刃文:互の目主調に、尖り互の目交じり、匂口極深く、荒沸よくつき、

       沸筋(イモ蔓)・稲妻(釣り針)頻りに入る。

    帽子:乱れ込み、小丸に返る。

    備考:「薩摩隼人」が憧れた、力感溢れる「薩摩相州伝」の名品です。        

  十月も終わりとなり、いつの間にか周囲の山々の紅葉が始まっています。

  都会では「ハロウィン」で賑わっていますが、田舎の子供達は「亥の子」の準備

  で盛上がっています。

   

  ご健康には充分注意して頂き、次回も楽しい一日になります様願っています。

  次回の日程等は、「HPお知らせ」や「ご案内葉書」でお知らせ致します。

 

 

 

 

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炭焼き小屋の秋。  
炭焼き小屋の秋。  

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