鑑賞会(9月)を開催しました。

 

  先日の9月25(日)、姫路市立「花の北市民広場」に於いて鑑賞会(9月)を

      開催しました。

 

    「彼岸」は過ぎましたが、当日は大変蒸し暑い一日になりました。

  毎年8月は鑑賞会が無いこともあり、参加者は28名と盛況な鑑賞会となりました。

 

             

  今回の鑑賞刀は、二年ぶりに東京より岩田隆先生にお願い致しました。

  有名な刀工あり、また出会いの稀少な刀工ありと、大変勉強になりました。

  参加者は真剣な眼差しで、鑑賞や鑑定に没頭されていました。

 

  鑑賞・鑑定刀は以下のとおりでした。

 

1号刀:備前国長船住景光(鎌倉末期・備前国)= 特別重要刀剣

    種類:刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅尋常、元先の幅差頃合い、腰反り高い。

    地鉄:小板目肌よく詰み、地沸つき、鮮やかに乱れ映り立つ。

    刃文:互の目主調に、肩落ち互の目交り、小沸よくつき、総体に逆がかり

       細かな金筋・砂流しかかり、地刃極めて冴える。

    帽子:浅く乱れ込み、小丸に返る。(佩表・三作風)

    彫物:表裏に棒樋を掻き通す。

      備考:「これぞ景光」と頷かされる名刀です。

 

2号刀:備州長船盛景(南北朝・備前国)= 重要刀剣

    種類:脇指 平造り 庵棟

    刀姿:身幅広く、寸法のび、反り浅く、重ね薄い。

    地鉄:板目肌立ち、地斑調の黒い鉄交じり、淡く映り立つ。

    刃文:互の目主調に、角互の目交じり、小沸つき、全体にこずみ、

       匂口沈む。

    帽子:湾れ込み、尖りごころに小丸に返る。

    備考:作域が多種にわたる刀工の 一作風です。

 

3号刀:包永(金象嵌)(鎌倉末期・大和国)= 特別重要刀剣

    種類:刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅尋常、元先の幅差ひらかず、鎬筋高く、鎬幅広く、庵棟高い。

    地鉄:板目肌よく詰み、僅かに流れ肌交る。

    刃文:直ぐ調に浅く湾れ、小互の目交じり、喰違刃・打のけ・二重刃入り、

       沸よくつき、金筋・砂流しかかる。

    帽子:直ぐに、小丸に浅く返り、掃き掛ける。

    備考:「輝く沸」と「縦の働き」に魅了される傑作です。        

4号刀:源 正雄作(江戸末期・武蔵国)

    種類:脇指 菖蒲造り 庵棟

    刀姿:身幅広く、寸法のび、先反り浅く、フクラ枯れ、平肉乏しい。

    地鉄:板目肌立ち、流れ肌交り、地沸つき地景入る。

    刃文:互の目主調に、尖り刃交じり、沸強く、金筋・砂流し頻りにかかる。

    帽子:乱れ込み、尖りごころに小丸に返る。

    備考:清麿一門の覇気溢れる会心作です。

 

5号刀:一平安代(江戸中期・薩摩国)

    種類:刀 鎬造り 庵棟

    刀姿:身幅広く、元先の幅差ひらき、反り浅く、鎬地広く、鎬筋高い。

       平肉よく付き、手持ちズシリと重い。

    地鉄:板目つみ、地沸つき、やや黒味がかる。

    刃文:互の目主調に、下半は湾れ、匂深く、荒沸つき、

       沸筋・砂流し頻りにかかる。

    帽子:直ぐに、丸に返り、掃き掛ける。

    備考:通常よく目にする湾れ調ではなく、「主馬首」受領前の一振りです。        

   鑑賞・鑑定後に岩田先生より、大変ご丁寧な解説を頂きました。

   参加者は、熱心にメモを取ったり、頷いたりしながら解説を聞いていました。

   今後の鑑賞や鑑定の大きな糧になったことと思います。

  九月も終わりとなり、いよいよ秋本番の時節になりました。

  山の幸、海の幸と美味しいものが旬を迎えますが、お酒が過ぎない様に

  しっかり(?)自重したいと思っています。

 

  ご健康には充分注意して頂き、次回も楽しい一日になります様願っています。

  次回の日程等は、「HPお知らせ」や「ご案内葉書」でお知らせ致します。

 

 

 

 

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炭焼き小屋の秋。  
炭焼き小屋の秋。  

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