2015.09・鑑賞会

   先日の9月20日(日)、「花の北・市民広場」に於いて、

   定例の刀剣鑑賞会(9月)を開催しました。

     

   秋の連休となり、「姫路城」への観光客が大変多く、全ての周辺道路は大混雑

   となり、多くの参加者が影響を受けました。         

  2階 廊下
  2階 廊下

   当日の参加者は、15名といつもより少なく、「秋の連休」が影響した様

   でした。

    

   鑑賞刀は、支部役員より御準備頂きました。

   今回も素晴らしい内容で、参加者は真剣な眼差しで鑑賞、鑑定に没頭されてい

   ました。

   

   今回は、全て「肥前刀」となっており、「米糠肌」や「本家・分家の作風」

   など鑑賞や鑑定に大きな収穫でした。      

    鑑賞・鑑定刀は以下のとおりでした。

 

  1号刀(平脇指):肥前国正廣(忠吉派・肥前国・寛永ころ)

   重要刀剣    身幅は広く、寸法のび、反りつき、重ねの厚い姿。

           小板目よく詰み、地沸よく付き、細かな地景入る地鉄。

           互の目に丁子交じり、乱れの谷や足先に沸が凝り、

           一定線で揃って止まり、沸よくつき、金筋や砂流し頻りに入る。

           一連の乱れ塊と乱れ塊を低い湾れで繋ぐ特徴ある刃取り。

           乱れ込み、小丸に深く返る帽子。

           「傍肥前・正廣」の快心作です。

   

 2号刀(刀) :近江大掾忠広(忠吉派・肥前国・寛永ころ)

  重要刀剣  身幅やや狭く、元先の幅差頃合い、中鋒、輪反りの姿。

        小板目よく詰み、地沸よく付き、細かな地景入る地鉄。

        足長丁子主調に、互の目交じり、焼頭ほぼ揃い、

        足先が一定線で揃って止まり、匂口やや締まりごころ。

        ふくらに沿って直に小丸、やや深く返る帽子。

        「正系二代」の典型作風です。  

 

 3号刀(刀) :河内大掾正廣(忠吉派・肥前国・寛永ころ)

  重要刀剣  身幅尋常、元先の幅差頃合い、中鋒、輪反りの姿。

        小板目よく詰み、地沸よく付き、細かな地景入る地鉄。

        互の目に丁子交じり、ところどころ異形の刃交じり、

        乱れの谷や足先に沸が凝り、金筋や砂流し入る。

        一連の乱れ塊と乱れ塊を低い湾れで繋ぐ特徴ある刃取り。

        直ぐに小丸に返る帽子。

        「傍肥前」の典型作風です。

 

 4号刀(刀) :河内守正廣(忠吉派・肥前国・貞享ころ)

  重要刀剣  身幅は広く、元先の幅差少なく、中鋒のび、輪反りの姿。

        小板目よく詰み、地沸よく付き、細かな地景入る地鉄。

        匂深い中直刃、ほぼ匂口が帯状となり、金筋長く入る。

        直ぐに小丸に返る帽子。

        快心の直刃出来「傍肥前」です。

 

 5号刀(平脇指):播磨大掾忠国(忠吉派・肥前・寛永ころ)

  重要刀剣     身幅は広く、寸法のび、反りがつき、重ねの厚い姿。

         小板目よく詰み、地沸よく付き、細かな地景入る地鉄。

         互の目に丁子交じり、ところどころ異形の刃交じり、

         乱れの谷や足先に沸が凝り、一定線で揃って止まり、

         沸よくつき、金筋や砂流しさかんに入る。

         乱れ込み、極端に深く返る帽子。

         「傍肥前・忠国」の放胆で、覇気溢れる作です。 

  「お彼岸」となり、爽やかな秋晴れが続いています。

  実家の方では新米、葡萄、梨と味覚もお酒も最高の季節になりました。

    ただ、朝夕は急に冷え込んで、昼夜の気温差をしっかり感じるこの頃です。


  ご健康には充分注意して頂き、次回も楽しい一日になります様願っています。 

    次回の日程等は、「HPお知らせ」や「ご案内葉書」でお知らせ致します。

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炭焼き小屋の秋。  
炭焼き小屋の秋。  

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