2015.05・鑑賞会

     鑑賞会(5月)を開催しました。

   先日の5月24日(日)、「花の北・市民広場」に於いて、

   定例の鑑賞・鑑定会(5月)を開催しました。

     今回は、いつもの「書写の里」の予約日程が合わず、

   初めての会場となりました。

 

   「花の北・市民広場」は、播但線・野里駅の真ん前に位置して、

   電車でのアクセスは大変便利でした。

 

   また車でのアクセスも「姫路城」の北側になり、観光客の影響も無く、

   スムーズに到着出来ました。

   広い駐車場も完備して、利用者は無料になっていました。         

  南側 外観
  南側 外観

   鑑賞会場になった和室は、二十帖と三十帖が繋がっていて、

   大変広々として好評でした。

   また空調設備もよく効いていて、蒸し暑い日でしたが快適な鑑賞会でした。

   

   さらに使用料金も、午後使用(四時間)で九〇〇円とたいへん低額でした。

   今後は、この会場が増えるかもしれません。

          

   2階 広場
   2階 広場
  2階 回廊
  2階 回廊
  2階 廊下
  2階 廊下

   当日の参加者は15名といつもより少なく、会場が広かっただけに残念でした。

   会場の変更が影響したのかもしれません。


   鑑定・鑑賞刀は、支部役員より御準備頂きました。

   今回も素晴らしい内容で、参加者は真剣な眼差しで鑑賞、鑑定に没頭されてい

   ました。

   特に5号刀の作風は、現在ではこの一振りだけであり、大変勉強になりました。      

    鑑賞・鑑定刀は以下のとおりでした。

 

  1号刀(刀)  :伝 来国次(来派・山城・南北初期)

  重要刀剣  身幅広く、元先の幅差少なく、大鋒、輪反りの姿。

        小板目がよく詰み、力強い沸映りが立った地鉄。

        直ぐ調に、互の目、丁子交じり、金筋や砂流しさかんに入る。

        山城伝に相州伝を強調した典型の極め作です。

  

 2号刀(太刀):長重(長義派・備前・南北初期)

  重要刀剣  身幅やや広く、元先の幅差少なく、中鋒のび、重ねの薄い姿。

        板目肌立ち、地景入り、淡い映りが立った地鉄。

        沸の強い中直刃に、小互の目交じり、金筋・砂流しが働く。

        「備前物」には見えない程、相州伝が強調された作風です。  

 

 3号刀(刀) :包貞(末手掻・大和・室町末期)

        身幅やや広く、中鋒のび、先反り強く、鎬高く、鎬幅の広い姿。

        小板目よく詰み、鎬地は強く流れた地鉄。

        広直刃に、僅かに喰違い刃入り、帽子の焼幅広く一枚風。

        表裏に濃密な龍を彫した、貴重な「末手搔」です。

 

 4号刀(短刀):兼友(末関・美濃・室町末期)

        身幅はやや広く、寸法のび、重ね頃合い、反りの無い姿。

        杢目肌、流れ柾がかり、やや肌立ち、白けた地鉄。

        匂い出来の中直刃、倒れた帽子と硬い止り。

        「来写し」の特徴がよく出ています。

 

 5号刀(脇指):近江大掾忠広(忠吉派・肥前・江戸初期)

  重要刀剣  身幅は広く、寸法のび、反りがつき、重ねの厚い姿。

        小板目よく詰み、地沸厚くつき、美しく精美な地鉄。

        湾れ主調に、丁子、互の目交じり、乱れの谷や足先に沸が凝り

        帽子はフクラに添って直ぐに小丸に返る。

        飛焼さかんに入り、皆焼状になる。 

        忠吉派では、非常に珍しい皆焼の一振りです。

        (初代・忠吉に一振のみ確認されているそうです。)  

  五月晴れの爽やかな季節になりました。

  私の実家の方では田植えも終わり、可愛い早苗がそよ風に揺れています。

 

  急に暑い日がありますが、まだ身体が暑さに慣れていない時節です。

  ご健康には充分注意して頂き、次回も楽しい一日になります様願っています。

 

  次回の日程等は、「HPお知らせ」や「ご案内葉書」でお知らせ致します。

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炭焼き小屋の秋。  
炭焼き小屋の秋。  

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