2014.03・鑑賞会

    刀剣鑑賞・鑑定会(3月)を開催しました。

   去る3月30日(日)、書写の里・美術工芸館「交流庵」に於いて、

   第7回の刀剣鑑賞・鑑定会が開催されました。

 

   当日は雨天でしたが、午前中に役員会も開催されたこともあり、

   参加者は21名と盛況で賑やかな会になりました。

 

     鑑賞・鑑定刀は、日頃あまり見かけないものがあり大変勉強になりました。

 

   講師は、前田幸作様(姫路地区役員)が御担当され、

   ご丁寧な説明を頂戴いたしました。

    鑑賞・鑑定刀は以下のとおりでした。

 

     1号刀:廣次(鎌倉相州・室町中~末期)

      身幅やや狭く、先反りのついた打刀姿で室町中~末期を捉え、

      深い陰刻の重ね彫や、三鈷剣の中央部が六角形をした相州彫で

      鎌倉相州(室町中期)と鑑すれば充分です。

 

   2号刀:総宗(小田原相州・室町末期)

      寸詰まり、先反りの強い打刀姿で室町末期を捉え、

      櫃中に濃厚な剣巻き竜の浮き彫りと、匂い出来きの飛び焼や

      互の目刃文で、小田原相州(室町末期)が導かれます。  

 

   3号刀:法光(末備前・室町末期)

      寸詰まり、先反りのついた打刀姿で室町末期を捉え、

      地映りと匂い出来の互の目刃文で末備前が導かれます。

      個名まで絞る特徴は無く、末備前と鑑れば充分です。 

 

   4号刀:忠吉(肥前・四代)

      小板目のよく詰んだ地鉄に、沸えが強く、焼の低い湾れ刃、

      一部に喰違い刃交じり、大きく腰刃を焼く。

      通常の肥前刀とは大きく違った短刀です。

      強いて肥前刀感を言うとすれば、良く詰んだ地鉄と

      一部に帯状をなした匂口でしょうか。

 

   5号刀:丹波守吉道(三品派・江戸初期)

      身幅広く、重ね厚く、反りのついた短刀姿で「慶長新刀」を捉え

      湾れ込み、先尖りごころに返る独特の帽子と、

      板目流れ、肌立った地鉄で「三品派」が考えれば十分です。

  今年は、早くから桜便りが聞かれ、気持ちも華やいできます。

  お花見シーズンになりましたが、気候が大変に不安定な時節でもあります。

  ご健康には充分注意して頂き、次回も楽しい一日になります様願っています。

 

  次回の日程等は、「HPお知らせ」や「ご案内葉書」でお知らせ致します。

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炭焼き小屋の秋。  
炭焼き小屋の秋。  

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