2013.10・鑑賞会

    刀剣鑑賞・鑑定会(10月)を開催しました。

 

   去る10月27日(日)、書写の里・美術工芸館「交流庵」に於いて、

   第4回刀剣鑑賞会が開催されました。

   参加者は15名と、何時もより少ない鑑賞会になりましたが、

   その分しっかり時間をかけて鑑賞できました。

   鑑賞、鑑定刀は、日頃よく目にかける様な刀が出品されていました。

   私達の鑑定には、一番勉強になりそうです。

 

    鑑賞、鑑定刀は以下のとおりでした。

 

  1号刀:盛光(応永備前)

     尋常な姿に、やや先反りがつき、

     身巾に対して重ねが厚い姿で「室町初期」。

     地映りが立っているので「備前刀」を捉え

     腰の開いた互の目丁子の華やかな刃文で

    「盛光」か「康光」を考えましょう。

    「盛光」は乱れが、大模様で丸い刃が多く

    「康光」は相対に、小模様で尖り刃が交る

     と評されています。 

      

 

  2号刀:宇多国宗(越中)

     身巾に対して寸法が延びた姿で「室町初期」。

     刃寄りの流れた肌と喰違い刃などで

     「大和伝系」を捉えて、

     黒い地鉄と、掃き掛けた帽子で「北国物」。

     直刃調の刃文と、左文字風の鋭く尖って返る

     帽子で「宇多派」を考えましょう。

     

  3号刀:広賀(伯耆)

     フクラが枯れてすすどしく、重ねが

     極端に厚い鎧とおし姿で「室町末期」。

     角ばった互の目が単純に並んだ刃文と、

     帽子の返りを棟区まで焼き下げ、

     この直刃調の棟焼きが「広賀」の

     大きな特徴になっています。

      

 

  4号刀:伊賀守金道(三品派)

     元先の身幅の差が無く、鋒先が延びた姿で

    「慶長新刀」。

     板目が流れた肌と尖り互の目,角互の目で

    「美濃伝系」を捉えて、

       のたれ込んで先尖って返る帽子で「三品派」

       大きく乱れた刃文と金筋、砂流し等の働きで

    「金道」か「正俊」を考えましょう。

  5号刀:丹波守吉道(三品派)

      元先の身幅の差がややつき、鋒先がやや詰まり

      やや反りがついた姿で「寛永ころ」。

      板目が流れた肌と尖り互の目、角互の目で

           「美濃伝系」を捉えて、

      のたれ込んで先尖って返る帽子で「三品派」

       「吉道」は、「簾れ刃」ばかりが記憶にあり、

      なかなか個銘までは絞れません。

 

  

  11月に入り気温がグッと下がってきました。

  ご健康には充分注意して頂き、次回も楽しい一日になります様願っています。

 

  正式な日程等は、「HPお知らせ」や「ご案内葉書」でお知らせ致します。

 

 

 

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炭焼き小屋の秋。  
炭焼き小屋の秋。  

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