2013.09・鑑賞会

     刀剣鑑賞・鑑定会(9月)を開催しました

  魅せられて。
  魅せられて。

去る9月29日(日)、姫路文学館・望景亭において、             

第3回刀剣鑑賞会を開催しました。

今回の講師は岩田先生で、一年振りの解説でした。

参加者は19名と盛況でした。出品刀はなかなか難問で、

皆さん真剣な面持で鑑定されていました。

 

  鑑定刀は以下のとおりでした。

 

 1号刀:堀川国広(天正打ち) 

     「天正打ち」は、通常見かける「堀川打ち」と作風が

     まったく異なり、当に末相州や末備前に見えました。

     なかなか「国広観」は、思い浮かびません。

     大変な勉強になりました。

 

 2号刀:秋広(相州)

     典型的な南北朝姿(延文・貞治)に、荒沸の皆焼。

     久し振りに「本歌の相州伝」を鑑賞することが出来ました。

     南北朝姿ですが、「相州物は、重ねが厚い」をお忘れなく!

 

 3号刀:堀川国広(志津写し)

     刀姿、刃文、彫物など、当に「大志津」を彷彿させる一振りでした。

     ただ、地鉄(堀川肌)と物打ち辺の焼刃に違いを見ます。

     大変上手な写し物です。

  

 4号刀:国路(出羽大掾)

     作刀時期が寛永頃であり、刀姿が「慶長姿」から「寛文姿」に移る

     過渡期のもので、永い作刀期間がある為、こうした姿の変遷がある

     ことを再認識しました。

     この刀姿は、国貞(初代)・兼重(和泉守)・国包(初代)

     などにも在ります。

 

 5号刀:堀川国広(天正打ち・彫物:大黒天)

     末物か写し物に見えましたが、少し注視して

    「大黒天」の彫物で、「国広」か「乕徹」を考え、

     さらに、構図が斜方向になっているのが「国広」で、

     正面向きが「乕徹」と見定めましょう。

     また「大黒天」は、堀川派の「国路」にもまま在ります。

 

 

  愛しさで。
  愛しさで。

10月に入り、昼夜の気温差が大きい時節になりました。

ご健康には充分に注意して頂き、次回も楽しい一日になります様に願っています。

 

次回の鑑賞会は10月後半になります。

正式な日程等は、「HPお知らせ」や「ご案内」葉書で

お知らせ致します。

 

 

 風景のたより

炭焼き小屋の秋。  
炭焼き小屋の秋。  

  協会関係 

   会 場

全国の刀剣展

美術館